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[ 単行本 ]
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スクリーンの中に英国が見える
・狩野 良規
【国書刊行会】
発売日: 2005-03
参考価格: 4,725 円(税込)
販売価格: 4,725 円(税込)
Amazonポイント: 47 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,450円〜
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・狩野 良規
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カスタマー平均評価: 4.5
この本の中にアイルランドは見えない 550ページにも及ぶ大作である。とりわけ巻末の50ページの注は貴重な文献資料であり、この本の存在理由はここにある。ただ、4500円は学生には手が出ない高値だ。学術書としては珍しくない価格だが、文体はタメ口調で、誰を対象に書かれたものなのか?本文の2/3以上はあらすじなので、映画をよく観る人には邪魔くさい。また、英国編とアイルランド編と分冊にしてほしかった。著者の専門は英国のようなので、アイルランドはなくてもよい。
例えば、『クライング・ゲーム』においては、「カエルとサソリ」の寓話への言及は不可欠であり、ジェンダーの問題にも触れていない。なぜ、主題歌をボーイ・ジョージが歌っているのかもヒントになるはず。
『コミットメンツ』においては、アイルランドのバンドであるのに、なぜトラッド・バンドでなく、ソウル・バンドを目指す必要があるのか?U2をも馬鹿にしておきながら、なぜU2の足元にも及ばない、ロック志向の強い音楽に終始したのか?映画としては、面白かったが、音楽的にはなぜ失敗したか?等の説明がほしかった。
『マイケル・コリンズ』は、白井佳夫氏の5行の新聞評の引用だけでよかった。
あと、2005年の出版であれば、2002年の『マグダレンの祈り』は間に合ったはず。『静かなる男』とか『ライアンの娘』は定番過ぎて、今更という観があるので、なくしてでも入れるべき。
あとがきにこんな言葉がある。「映画にケチをつけるのはいい、つまらないと批判するのもかまわない。でも、もう少し細かいところまで見てやらないと、作り手たちがかわいそうだよ」と。実は、友人が著者に向かって言った言葉なのかもしれない。
しかし、第1部の最後のページ。ハリウッドとの比較で、イギリス映画の暗さに対して、「とくに暗い映画を見て落ち込んだ方が、魂が元気になる。」からの2段落は、言い得て妙。
英国好き、英国映画好き、英国人好き必携の書 二段組で本編が495ページ、注釈が三段組で約50ページ、フィルモグラフィーだけで5ページ、取り上げられた映画は約110本。映画の分析を通して鋭い英国社会・英国人観察が続く。と書くと、えらく堅い本のように思えるが、そこは狩野教授である。落語でも聴いているかのようなテンポと文体にのせられて、クスッと笑ったりしているうちに、あれよあれよと読み終わる。英国の歴史と映画と社会と英国人に物凄く詳しいオッサンの面白い話をティーを飲みながら聴いている感じか。そのうえ簡潔な文章で表現される内容はブレがなくわかりやすい。注釈とフィルモグラフィーの充実振りも半端ない。読んで楽しい「資料本」として非常に価値が高い。 英国への理解と愛 面白い!! 夢中で読んでしまう。
NHKラジオで同様の番組を聞き、
この本にたどりついた。
まずは見たことある映画から読んでみる。
映画のストーリー、監督、俳優につき
詳細かつ愛にあふれた解説。
ほーそういう意味だったのかー。
へーそういう細かいところまで映しこんでいたかー。
など感嘆しきりである。
しかも英国人のクセについて、
この先生は実に深い理解と共感をもって
語っている。
ハリウッド映画との違い。
英国演劇の底力。
つい、もう一度映画をみたくなって、
DVDの在庫を調べたり、
原作、原著を調べたりしてしまう。
長く座右に置きたい本である。
続編まで期待してしまう。
まだまだステキな英国映画はたくさんあるから。
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[ 単行本 ]
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タルコフスキー―若き日、亡命、そして死
【青土社】
発売日: 1997-06
参考価格: 2,520 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,437円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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映画が夢を語れたとき―みんな「若大将」だった。「クレージー」だった。
・田波 靖男
【広美出版事業部】
発売日: 1997-07
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,440円〜
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・田波 靖男
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カスタマー平均評価: 4
当時の様子が興味深い 邦画界内部の視点からのエピソードなどが非常におもしろい。加山雄三の「若大将シリーズ」のファンとして読んだが、十分に楽しめた。さらに、楽しむためには他の関連のありそうな書籍と併せて読むと、複数の切り口からの考察が可能となり、一層興味深い。 私自身は、「永遠の若大将―加山雄三写真集」、「加山雄三 地球音楽ライブラリー」と併せて楽しんだ。
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[ 大型本 ]
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無極 正子公也デザイン画集
・正子 公也
【キネマ旬報社】
発売日: 2006-03-01
参考価格: 4,410 円(税込)
販売価格: 4,410 円(税込)
Amazonポイント: 44 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,410円〜
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・正子 公也
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カスタマー平均評価: 5
一つの集大成 本作品は、映画『プロミス』のデザイン画集という事から、
これまでの正子氏の作品とは些か性質が異なる。と言っても、
美麗な絵をたっぷりと堪能できるのは変わらないし、
むしろ、三国志や戦国武将といった既存のテーマに捉われない
オリジナルの世界が展開されている点で注目に値すると言える。
しかも氏がこれまでの活動で培ってきた力量・技術を、
存分に活かしている事が絵の端々から読み取る事が出来る。
氏のファンにはもちろんお薦めだし、また映画を通して新たに正子公也という
作家に興味を持つ人が増える、そんなきっかけにもなり得るだろう。
陳凱歌監督の高レベルな要求に応えるべく、何度も描き直した事も
あったらしいが、そういったボツになった絵を見るにしても、
決してクオリティが下がってはいないのは驚異的でさえある。
後年正子氏にとって、最も力を注いだ思いで深い作品の一つとして
位置付けられる事だろう。
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[ − ]
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松竹映画の栄光と崩壊―大船の時代
・升本 喜年
【平凡社】
発売日: 1988-04
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,400円〜
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・升本 喜年
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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上海租界映画私史
・清水 晶
【新潮社】
発売日: 1995-11
参考価格: 1,835 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,400円〜
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・清水 晶
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カスタマー平均評価: 3
1942年・上海・映画 筆者は1941年から1942年にかけて日本映画雑誌協会中支駐在員兼中華電影公司嘱託として上海に駐在された方で、本書はその私的な記録である。当時中国で作られる映画の90%が上海で、しかもその中の英米租界やフランス租界で製作されていた。つまり上海は中国映画のハリウッドだったのだ。本書は日本占領下での中国映画製作記録という資料的価値が高いことは言うまでもない。しかし中華電影の日本側の代表者であった川喜多長政氏が、一億総タカ派の中にあって、中国人による映画製作の自由を守り通したその姿勢がもっとも胸を打つ。
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[ 単行本 ]
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私立探偵 濱マイク オフィシャルコンプリートBOOK
【ぴあ】
発売日: 2002-11
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,400円〜
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カスタマー平均評価: 5
カッコイイ!! 濱マイクの世界が奥深く分かります。 写真もかっこよく、マイクを知り尽くすには最高の1冊でした。 買って損はナシ、マイクファンは買うべきです!
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[ ハードカバー ]
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KON―市川崑
・市川 崑
【光琳社出版】
発売日: 1998-12
参考価格: 15,750 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,399円〜
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・市川 崑
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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石原裕次郎ポスター大全集―2000年記念作品〈vol.1〉 (2000年記念作品 (Vol.1))
【ミュージックシティ】
発売日: 1999-12
参考価格: 4,900 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,398円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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バッファロー’66―ビジュアル・ブック
・岡山 徹 ・ヴィンセント ギャロ
【ビーアールサーカス】
発売日: 1999-07
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,363円〜
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・岡山 徹 ・ヴィンセント ギャロ ・Vincent Gallo
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カスタマー平均評価: 0
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