|
[ 単行本 ]
|
「殺陣」という文化―チャンバラ時代劇映画を探る (中部大学学術叢書)
・小川 順子
【世界思想社】
発売日: 2007-04
参考価格: 4,410 円(税込)
販売価格: 4,410 円(税込)
Amazonポイント: 44 pt
( 在庫あり。 )
|
・小川 順子
|
カスタマー平均評価: 2
内田の映画論もひどいものだ 黒澤明の時代劇がリアリズムでないと刀鍛冶屋的解剖学まで持ち出して、各時代の時代劇に置ける殺陣の様式史を論じているが、リアリズム論のなんたるかをまったく理解してないバカげた議論である。
そもそもリアリズムとは本物らしく見せる様式であり、本物を追求する方法ではない。
美術史を繙けば、今日の眼からすれば、全然リアリズムに見えないものが芸術家当人もまた同時代の批評家もリアリズムとして論じている。
映画史においても、事は同様であり、黒澤明の血しぶき飛ぶ殺陣は、その当時の立派な様式的リアリズムでありり、彼以前の殺陣のリアリズム的様式を更新するものとして、すぐれたリアリズムであった。
つまり各時代には各時代のリアリズムがあり、それはあくまでも本物を追求することではなく、その時代に於ける「本物らしさ」の様式美にすぎない。
そこのところが、この本の著者にはまったく理解できていないので、議論がまったく無意味なものに終始している。
映画学も美術史も勉強し直すべきであろうし、著者を指導したのが神戸女学院の内田樹だということからしても、この本の欠点の原因のひとつが内田にあることは明らかである。内田の映画論もひどいものだ。 思考力、分析力、方法論的センス、粘り強いリサーチ、すべてにおいてダメ 古い時代劇について、著者本人が自分で見て確認するのではなく、古い文章を参考にして議論を進めているが、その典拠となる文章が本当に正しいことを書いているのか、その裏を取ることもなく議論が進められるので、本書の議論全体に信頼性が著しく欠けることになる。また現在見ることのできる膨大な数の時代劇映画を著者自身が自分の目で見て、正確に分析するわけでもなく、2次資料の強引な、原文の意図をねじまげた引用によって、議論が進められるので、これも大きな欠点。要するに映画分析の方法論もダメなら、人文学的基礎もなってないし、映画学の基本的素養ももってない。巻末の映画人に対する聞き書きが示しているように、他人の意見をそのまま鵜呑みにするだけの、批判的スタンスをもっていないという欠点がまずあり、つぎに批判的スタンスをとるように見える場合でも、自分の議論の都合のいいように、相手の議論をねじまげているだけで、議論の名に値するまともな学術書ではない。結論として、思考力、分析力、方法論的センス、粘り強いリサーチ、すべてにおいてダメな本である。4500円も出して買って本当に損したと思わせる本である。
|
|
[ 単行本 ]
|
日本映画史ー増補版〈1〉1896‐1940
・佐藤 忠男
【岩波書店】
発売日: 2006-10
参考価格: 4,410 円(税込)
販売価格: 4,410 円(税込)
Amazonポイント: 44 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 4,410円〜
|
・佐藤 忠男
|
カスタマー平均評価: 3.5
残念なのですが
残念な事に、増補されたと聞いて、改めて
読んでみましたが、これなら未だ田中純一郎氏の本の方が
百倍はまし、と言うべきでしょう。
もそもこのシリーズが出なくてはならない理由が分からないほど、
肝心な点も多々抜け落ち、佐藤氏の価値観ののみが支配的な偏った通史です。 日本映画の原点から説かれて、興味津々 日本に映画が最初に輸入されたのは、明治29年であった。大きな箱の中の動く映像を覗き穴から見る方式のもので、キネトスコープと呼ばれた。映像だけで、音はない。翌年、大きなスクリーンに映写できるシネマトグラフが輸入された。サイレント時代の日本映画の興行には、スクリーンの脇でストーリーやセリフを喋る「弁士」と呼ばれる説明者がいた。
向島に日活映画撮影所ができ、大正4年頃人数はわずか50人くらいで、1週間に1本の映画を作った。大正9年歌舞伎の松竹合名社が、松竹キネマ合名社を創立。
無声映画の成熟していく時期が大正13年?昭和9年で、五所平之助・小津安二郎・衣笠貞之助などが活躍した。無声末期とトーキー初期は昭和6年?昭和15年で伊丹万作・溝口健二等が力量を発揮した。
本書は戦争の始まる前年昭和15年までの比較的平和な時代の日本の映画史を概括している。映画の草創期を解説しており、現代人から見ると、すでに歴史の領域に入ってしまった時代ではあるが、かつて飢えるように見た映画文化をまとめて知ることができる貴重な労作である。
|
|
[ 単行本 ]
|
男の花道―小國英雄シナリオ集
・小國 英雄
【ワイズ出版】
発売日: 2009-05
参考価格: 4,410 円(税込)
販売価格: 4,410 円(税込)
Amazonポイント: 44 pt
( 在庫あり。 )
|
・小國 英雄
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 単行本 ]
|
カリガリからヒトラーへ―ドイツ映画1918‐1933における集団心理の構造分析
・ジークフリード クラカウアー
【みすず書房】
発売日: 1995-07
参考価格: 4,410 円(税込)
販売価格: 4,410 円(税込)
Amazonポイント: 44 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 7,000円〜
|
・ジークフリード クラカウアー ・Siegfried Kracauer
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 単行本 ]
|
映像を彫る―改訂版 撮影監督 宮川一夫の世界
・渡辺 浩
【パンドラ】
発売日: 1997-12
参考価格: 3,465 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,300円〜
|
・渡辺 浩
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 大型本 ]
|
大魔神 祕藏寫眞集
・猫柳 けいた
【グラフィック社】
発売日: 2000-11-25
参考価格: 3,675 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,233円〜
|
・猫柳 けいた
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 単行本 ]
|
ハリウッドの密告者―1950年代アメリカの異端審問
・ヴィクター・S. ナヴァスキー
【論創社】
発売日: 2008-07
参考価格: 6,090 円(税込)
販売価格: 6,090 円(税込)
Amazonポイント: 60 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 4,200円〜
|
・ヴィクター・S. ナヴァスキー ・Victor S. Navasky
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 単行本 ]
|
映画スターの“リアリティ”―拡散する「自己」
・リチャード ダイアー
【青弓社】
発売日: 2006-03
参考価格: 4,200 円(税込)
販売価格: 4,200 円(税込)
Amazonポイント: 42 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 4,200円〜
|
・リチャード ダイアー ・Richard Dyer
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 単行本 ]
|
映画のために〈2〉 (叢書 記号学的実践)
・浅沼 圭司
【書肆風の薔薇】
発売日: 1990-02
参考価格: 4,200 円(税込)
販売価格: 4,200 円(税込)
Amazonポイント: 42 pt
( 通常6〜9日以内に発送 )
中古価格: 5,411円〜
|
・浅沼 圭司
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 単行本 ]
|
増殖するペルソナ―映画スターダムの成立と日本近代
・藤木 秀朗
【名古屋大学出版会】
発売日: 2007-10
参考価格: 5,880 円(税込)
販売価格: 5,880 円(税込)
Amazonポイント: 58 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 4,200円〜
|
・藤木 秀朗
|
カスタマー平均評価: 0
|
|