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[ 単行本 ]
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セルジオ・レオーネ―西部劇神話を撃ったイタリアの悪童
・クリストファー フレイリング
【フィルムアート社】
発売日: 2002-07
参考価格: 5,250 円(税込)
販売価格: 5,250 円(税込)
Amazonポイント: 52 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 4,000円〜
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・クリストファー フレイリング ・Christopher Frayling
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カスタマー平均評価: 4.5
セルジオ・レオーネのファンなら・・・ 映画のレヴューを見て、思っていた以上に、レオーネファンが多いことを知りました。「夕陽のギャングたち」「ウェスタン」などに多くのオマージュが捧げられているのだから、本書を読む人が、多くても良いかもしれない。まあ、映画の本とは、「美学」と同様、作品を見てしまえば、あんまり要らないのだが、それにしても、この寡作で、名作揃いの監督をちょっと覗ってこうと思う向きは少なくないと思う。「ベン・ハー」の助監督時代の話から、諸作品の細かな裏話を通して、人物像が浮かび上がる。寡作で名作、とは、まさに、繊細すぎる神経とどこか世慣れない頼りの無さがあるはずで、そういう脆くも崩れやすい性格は、まさに、「暴力」と「意識の高揚」を美しすぎるメロディーと共にあぶない寸前まで高めていくたぐい稀な作品と見合っているようだ。それにしても、「夕陽のガンマン」であんなに素敵だったリーヴァン・クリーフが、2作目では、若干「まんまるく」なって鋭い凄みが減退したと思っていたが、本書によると、食えない「画家」だった時代が1作目で、それが当たって「キャデラック」に乗って来たのが2作目だったそうだ。個人の幸福と作品の出来栄えが相反するところに芸術の辛さがあるなあ。 まるで彼の映画のように壮大な「お伽噺」 「リーン……リーン……リーン……」。レオーネの遺作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』の開幕で執拗に鳴る電話のベルと同様に、この書物も、著者フレイリングのもとにセルジオからかかって来た電話の呼び出し音によって始まる。そこから読者は一気にこの「お伽噺」の虜になっていく。といっても本書はフィクションではなく、イタリアの映画監督セルジオ・レオーネの評伝である。だが第一章の発句「アクション!」から第十二章の結語「CUT!」まで、あたかも彼の映画を見ているかのような――文中表現を借りれば全てのレオーネ映画を「組み合わせて、万華鏡でのぞいたような」(279頁)――仕上がりとなっている。著者は、遺された文献資料の丹念な調査に加え、レオーネ本人ほか多くの関係者に対するインタビューから、彼の生い立ち、そして数々の作品の製作過程を再構成してくれている。「映画作家としての私の務めは大人のための寓話を、成人のためのおとぎ話を作ることだったんだ。映画を撮るということに関して、私は人形を操る人形使いなんだと感じていた」(23頁)や「最初に映画を見た観客は刺激的な映像を経験する。〔略〕二度目の観賞で、観客は映像の根底にある語りを、よりよく理解するというわけだ」(145頁)などは、彼の映画観および映画作法を如実に伝えている。しかし他方でレオーネは相当に誇張癖のある人間でもあり、他の関係者の回想と齟齬をきたすことが度々ある。「セルジオは教養のない天才だ」(390頁)というコメントもある。しかしそれらの事実の誤差を欠点とみるより、大げさな語り=騙りとして存分に楽しむことが重要ではないか。最初にこの本が「お伽噺」であると書いたのはそういう意味だ。訳文は読みやすい。だが誤字脱字が散見されるのが残念。とまれ、「映画には決して現れないであろうものを見」(495頁)た、一人の男の生き様は、ただただ圧巻である。 高いですな〜 まずこの本は高いので、セルジオ・レオーネという名を聞いてピクリとも来ない人は買わないほうが良いでしょう・・・. この本に収録されている数々の製作裏話(イイ話も悪い話も汚い話しもある)から、どケチで大ボラ吹きで自分に自信が無い半面、完全主義者で、イマジネーション豊かな作風を最後まで堅持した男の姿が浮かび上がります。この「人間としてはほぼクズに近いが、映画監督しての素質は抜群」というレオーネの(映画的)個性が面白く感じられる人には、何やら奇妙で静かな感動を誘う一冊となるものと思われます. 欲を言えば、レオーネ自身の作品と同様に、読者を惑わすような自由自在な内容になっていればなお良かったと思います.
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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ビクトル・エリセ (e・mブックス)
・金谷 重朗 ・遠山 純生
【エスクァイアマガジンジャパン】
発売日: 2000-04
参考価格: 2,100 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,516円〜
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・金谷 重朗 ・遠山 純生
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カスタマー平均評価: 5
エリセ好きならぜひ フィルモグラフィーや作品解説はもちろんのこと、内容の濃い独占インタビュー、評論、エリセ自身による作品論(インタビュー2本)など、エリセファン必携の一冊。カラースチールも豊富で、2000円でこのクオリティは立派。国内外の関連記事リストもとても充実していて、ここからいろいろたどっていける。『ミツバチのささやき』の25年後に同作の回想ドキュメンタリーが作られていたことも、本書ではじめて知った。ああ、観たいなあ。 映画を観る事さえ困難な状況だが・・・ エリセについて唯一の纏まった本。各作品解説は勿論のこと文献目録や製作に係る貴重な インタビューも収められており、エリセ映画のファンなら手許に置いておきたい一冊だろ う。観た事がある方ならご存知のように、彼の映画に難解さや奇をてらった点は少しもな い。ただ、刺激の強いハリウッド映画や、オーバーアクトな昨今の日本映画に慣れた目に は、淡々と大きな起伏もなく重ねられるカットやゆったりとした時間の流れに眠気を催す だけの映画と映るかもしれない。所謂、ミニ・シアター系の高級な映画っぽい印象は、エ リセ作品にとってはある意味不幸なものだった(ように私は思う)。 優れた映画はそれについての批評や言説を引き寄せてしまうもので、それがまた楽しめた りもする。しかし、その映画についての批評や言説が悉く色あせて見えるような映画がも しあるとすれば、エリセの映画がまさにそのような映画なのだと思う。それほど彼の映画 は体に刻み込まれるようなインパクトがあった。 映画を観ずして本書を読む愚は避けて頂きたいが、あろうことかDVDでさえ『ミツバチ のささやき』や『エルスール』を購入できない現状。嘆かわしいとしか言いようがない。 監督の作品理解の一助になる一冊 「10年に一本の割合で映画を撮る寡作の監督」とたびたび称されるビクトル・エリセ。この本はそんな彼の作品や作家論についてまとめた論集です。 エリセが10年に一本しか映画を撮らないのは決して自身が意図してのことではなく、彼を取り巻く側の諸般の事情で不運にも企画倒れに見舞われることが頻繁だったということがこの本からは分かります。彼自身はその不運に対してかなり強い憤りを抱くこともたびたびだったようです。 映画というものが芸術作品である一方で、多大な資本を注ぎ込まざるをえない娯楽商品でもあるという二面性を持っていて、そのことがエリセのような監督の活躍できる場を狭くしていることを改めて感じさせられました。 また、彼の映画はスペイン性の強いものであるために、日本人の多くの観客にはすんなりと受け入れられにくい性質を持っていると思います。私自身はスペインから入ってエリセにたどりついたので、彼の作品に触れるよりも前に人並み以上にはスペインの歴史や風土に関する知識がありました。ですが、そうではない観客にはエリセの作品はセリフまわしも少なく説明不足ぎみなために了解しづらいものと受け取られることでしょう。 日本市場における彼の作品のこうした弱点をこの本は補ってくれると思います。スペイン内戦の背景や経緯とエリセの作品との連関性について詳述している章は、彼の映画の理解を助ける有効な手立てとなるはずです。この本を一読した後で改めて「ミツバチのささやき」「エル・スール」「マルメロの陽光」の三作品をビデオかDVDで手にすることは意味あることだと思います。 詩人の足跡 寡作の映画作家である。その詩的な作風と端正な風貌とも相俟って仙人のごとき印象を受ける。だから本書で彼の肉声に触れることが出来るのは、それだけでも貴重だ。沈黙の期間の事情もわかるし、思うように作品の作れないことへの苛立ちも伝わってくる。しかし読後に彼への印象が変わることはないだろう。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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映画のシュルレアリスム
・アド キルー
【フィルムアート社】
発売日: 1997-12
参考価格: 4,515 円(税込)
販売価格: 4,515 円(税込)
Amazonポイント: 45 pt
( 在庫あり。 )
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・アド キルー ・Ado Kyrou
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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フィルム・スタディーズ事典―映画・映像用語のすべて
・スティーヴ ブランドフォード ・ジム ヒリアー ・バリー・キース グラント
【フィルムアート社】
発売日: 2004-07
参考価格: 4,515 円(税込)
販売価格: 4,515 円(税込)
Amazonポイント: 45 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 8,176円〜
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・スティーヴ ブランドフォード ・ジム ヒリアー ・バリー・キース グラント ・Steve Blandford ・Jim Hillier ・Barry Keith Grant
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カスタマー平均評価: 4
映画批評のための事典、良識ではないが常識。 映画を語るなら、ぜひ手元にほしい一冊。この分野で一般に世界的にどのように考えられているか、が、よく書いてある。ここに書いてあるような言い方なら、とりあえず、人からは文句をつけられにくい。
が、ただし、じつは、かならずしも正確な記述ばかりではない。あくまで映画批評の人たちによる、映画批評の人たちのための事典で、批評関係の項目は良いのだが、製作関係については、作り手からすると、おいおい、ということになるようなアラのある項も目立つ。
正確な実際の映画の作り方等々を知りたければ、R.S.Singletonの『Filmmaker's Dictionary』がお勧め。詳しくはないが、業界術語の使い方は、こっちの方が正しい、と思う。ただし、翻訳は出ていない。 読み難いです。 確かにたくさんの情報と専門言葉が入っています。しかし、探している言葉がないときは多いし、読み難い本です。映画のことをもっと知りたいという方はこの本を買うべきだと思いますが、「辞書」というものではありません。
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[ 単行本 ]
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ドラマのある中学1年の学級経営―スクラムの輪はかたく
・木村 将人
【明治図書出版】
発売日: 1987-04
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,500円〜
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・木村 将人
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カスタマー平均評価: 0
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[ 大型本 ]
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スター・ウォーズ アルティメット・ビジュアル・ガイド 特別篇 (LUCAS BOOKS)
・ライダー・ウィンダム
【エフエックス】
発売日: 2007-08
参考価格: 4,935 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,500円〜
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・ライダー・ウィンダム
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カスタマー平均評価: 4.5
良かった 高額のわりに本が薄かったので、最初はガッカリしたが、中をみてみると結構内容が豊富で楽しめた! 鮮やかですなぁ!! 買ったばかりです。堪能しております。様々なビジュアルが載っていて、見ているだけで心が和みます。早速ビニールカバーをかけて保存、保存……とww
みなさんも是非どうぞ。映画の内容と拡張世界&SW舞台裏が半々。映画の内容は少ないかと少し恐れていましたが、むしろ予想以上にぎっしりで大満足でした! スター・ウォーズ・ワールドの集大成 簡単にいうと、『SW全史』をビジュアルにしたというか『SWファクト・ファイル』を一冊にまとめたっていう感じですね。
見開きごとに歴史を紐解いていく格好になっていて読みやすいです。
映画しか見ていない人でも、この一冊を読めばスピンオフやゲームのストーリーを加えたSWの全体像が理解できると思います。
ただ、スピンオフほとんど読んでいる人なんかにはやっぱり物足りないかも・・・
でも初めて見る写真や絵も掲載されていて、持ってて損はないと思いますよ。
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[ 大型本 ]
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シャルロット・ゲンズブール写真集
【白泉社】
発売日: 1990-02
参考価格: 2,039 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,800円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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帰ってきたウルトラマン1971
【ジェネオンエンタテインメント】
発売日: 2006-06
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,500円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 大型本 ]
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特撮ヒーロー大全集
【講談社】
発売日: 1988-12
参考価格: 2,946 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,500円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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国語科基本的指導事項の到達度評価 (国語科授業の新展開)
・水川 隆夫
【明治図書出版】
発売日: 1987-11
参考価格: 2,415 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,500円〜
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・水川 隆夫
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カスタマー平均評価: 0
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