エンターテイメント書籍店

星野さんがアラスカから学んだ事を、文や写真が物語ってくれます。
どうか、ご覧になってください。
そして、彼の見たアラスカを体験して、自分の心の肥しにしてください。
人には何が必要か、何が当たり前なのか、教えてくれるはずです。
忘れているものへ
　会ったこともない著者のことを、私はやはりファンの家内とともにいつも星野さんと呼んでいる。写真を眺め文章を読んでいると、そこにあるのはよき友人の兄貴分であり、他人のような気がしない。星野さんは､アラスカの自然をこよなく愛し､これを写真と文章に写し続けた人である。迫力と豊かさと愛情にあふれた写真に劣らず、文章もすばらしい。文学者の書く名文とは異質だが、そこには対象となる自然に深い愛情を持って深く入り込み、これを知り尽くした感性だけが到達できるような透徹した詩情があって、読者の心を離さない。星野さんの文章を読むと、いつも他の人にも読んで欲しくなる。自然の厳しさを畏れつつ、その恵みに支えられて生きてきたはずの人間は、いつしか文明の名のもとにこれを忘れてし!まった。その懐かしくも厳しい根源を星野さんは思い出させてくれる。シベリアで熊に襲われて絶命した星野さんの最期はショックだったが、それすらも、彼が自然の摂理の中で､その生命の律動を生きた証ではなかったか、という気がする。

しかし写真はうなずけない。幾つかはデジカメで撮ったものだろうが、ノイズが目立つものや、ピントがずれているものが目立ち、写真集としてはがっかり。こういうのでも本として出版できるのかというのが正直な感想。むしろウェブのフォト・アルバムなんかがパブリッシュするのには適している。時は美しいなら写真も美しく！

ただブック・デザインやレイアウトはほどよい。40枚足らずの写真でこの値段・・・ということで★２つ。
魅惑のスコットランド☆
ふとした所にある看板や車、電話ボックス。ひとつひとつがお洒落で可愛くて、こんな町に住んでみたいな〜♪って思いました！！
私も犬を飼っているので、自分的には二匹のワンちゃんの写真が一番のお気に入りです☆
テリア！！
　スコットランドではメジャーな犬、テリアの写真がとっても可愛くて、このページは1日眺めていたい感じです。他の写真も綺麗で、見ていて気持ちよくなりました。
地に足の着いた目線ですね
　とても素直に、毎日の暮らしの中でふと目に付いたことが記録された写真だなと感じました。見ていてほんわか落ち着いた気持ちになる、穏やかな心で撮られているように思います。
　スコットランドでの生活を切りとった写真と、最後に控えめにつけられた解説に、スコットランドでの日常が窺われておもしろかったです。