カスタマー平均評価: 4.5
戦士大全の紹介 日本語版ユーザーには待望のコンプリートシリーズの日本語版がいよいよ登場。本書は武器を使った戦闘が得意ないわゆる戦士系のキャラクターを主たる対象にした、様々な追加データ等が載っている本です。 まず手始めに追加基本クラスとしてサムライ、スワッシュバックラー、へクスブレードの3種が登場。 お次には各種プレステージクラス。 勿論武器での戦闘が得意なものがメインですが、ただ単に武器で戦うだけでなくいわゆる「魔法戦士」とか、「神官戦士/聖戦士」とか、「変身戦士」、さらには「酔拳戦士」とでもいうべきなクラスまで取り揃えています。 その後には多くの追加特技。戦闘能力を高める特技が中心です。 (いつも戦闘で転ばされまくったり、組み付かれまくったり、クリティカル可能域に入ったのにクリティカルロールに失敗してばかりの方は状況打開のチャンスかもしれません) また、朦朧化打撃やバーバリアンの激怒の能力を活用する特技もあります。 この他にもアンデッド退散能力を利用した特殊能力を得る「信仰特技(DivineFeat)」や、いくつかの特殊な戦闘法が行えるようになる「戦術特技」、特定の武器を使う際に特殊な戦法が行使できるようになる「武器スタイル特技」といったものが新たに登場しています。 こっそり追加呪文や領域があるところなども見逃せません。 最後には戦争、キャンペーンにおける戦士、戦士系組織、戦士と信仰と言ったコラムがあります。 本書は戦士系でデータが大好きな方には特にお奨め。 一方「僧侶」「魔法使い」「盗賊」の皆さんは今後のシリーズに期待、と思いきやそれなりに見るべき個所はあります。 3eでクラス本が訳されなかった無念を晴らしたい方もこの機会に。 肉を斬らせて骨を断つ! 上級クラスもですが、それ以上に第3章「追加ルール」で導入される数々の特技が楽しみ。《一撃回数追加》とか《遠隔武器破壊》《強化版追加hp》《上級使い魔》《肉を斬らせて骨を断つ》などなど。 さらに、新たな呪文や護衛使い魔、技能、特殊武器、魔法のアイテムなども追加されています。 第4章「ファンタジーにおける戦争」やコラムなど、読み物としても面白し。
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